「やま」といえば…
「かさ」
そう、博多の夏…「山笠」なのであります。
男衆すべてがみな男前に見え、その肌の輝きに惚れ惚れするのであります。
商人の町ゆえの品格と凛々しさが相まって、まさに【The粋】であります。
舁き手変わりの身のこなしの妙技
台上がりの重鎮達が醸し出す、いぶし銀的な恰好よさ
速さを競う躍動感と「祝いめでた」のみ響き渡る静寂さ
熱い魂がその佇む姿をも美しくさせ、男気溢れる眼差しにウットリなのでございます。
もはや美しいという言葉は、女性を称えるのものではございません。
美しさを手に入れた男性こそ、【男の中の男】というものでございましょう。
元来、男性より女性の方が『美しい』と感じる力が強いのであります。
光源氏に例えられるように…。
(ゴリョンサン)